離婚・相続・金銭などの争いごとをスマートフォンで解決する構想が具体化してきました。ニッポン放送のポッドキャスト番組「宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン」第50回(2025年12月16日配信)で、DDRの調停プラットフォーム「wakai」が紹介され、平均調停期間7.6カ月に対し最短1カ月での合意形成が可能だと説明されました。

ゲストのDDR代表・的場令紋氏は、2025年11月に「wakai for 離婚」を正式ローンチしたとし、離婚合意書作成や養育費の取り決めなど、従来は裁判所での手続きや書類作成の負担が大きかった工程をスマホ上で進められる仕組みだと述べました。費用面では、1回の調停で終了した場合18万円で完了できる目安も示されています。

「調停」は家庭裁判所などで当事者の合意を目指す手続きで、時間と対面負荷が課題になりやすい分野です。番組内では、離婚相手に会いたくない人や遠距離の当事者にも有用だという指摘が出ました。今後は離婚に限らず、相続、金銭トラブル、契約トラブルなどへ対象領域を広げる計画です。デジタル化がどこまで手続き負担の軽減と公正なアクセスにつながるか、利用実績の積み上げが焦点になりそうです。

【番組情報】

番組名:宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン

配信:毎週火曜日 午前6時頃

配信先:ニッポン放送PODCAST STATION https://podcast.1242.com/ ほか主要Podcastアプリ

source: PR TIMES

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