株式会社HYPER CUBE(東京都港区)は、ツクイグループの「ツクイ・ケアテック投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資で資金調達し、資本業務提携を結びました。調達額は非公表です。高齢者向けの対話型AIエージェントと、介護事業者向けのAIエージェント/データ基盤の開発を重点的に進めます。

同社は会話を通じて支援するAIを軸に、高齢者のQOL(生活の質)向上や介護・医療領域の支援を狙います。ツクイグループとは、仕事と介護の両立支援サービス「よりそいコンシェル」での「AIコンシェル」活用や、介護業界向けイベント「HYPER MEETUP」などで連携してきました。

開発面では、高齢者の嗜好や会話データに介護・医療記録を組み合わせ、生活・健康の提案を個別最適化する新サービスを加速します。加えて、介護記録などの構造化データと、現場会話などの非構造化データ(文章・音声など整理されていないデータ)を統合する基盤を整え、複数のAIエージェントが連携して業務を支援する仕組みを目指します。

同社は2026年を本格成長フェーズと位置づけ、「AIコンシェル」「ビジタ」の拡大、アカデミア連携による技術高度化、医療・製薬領域への展開も視野に入れます。今後は、介護現場で使える形での実装スピードと、データ活用の具体的成果が焦点になりそうです。

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