トレックス・セミコンダクターは、突入電流やサージ電流が発生しやすい電源回路向けに、650V耐圧のSiC(炭化ケイ素)ショットキーバリアダイオード「XBSC41 / XBSC42 / XBSC43シリーズ」を開発しました。電流レンジは6A、8A、10Aを用意し、設計条件に応じて選べます。SiC SBDは逆回復(スイッチ切替時の戻り電流)を小さくできる素子で、同シリーズも低逆回復特性によりスイッチング損失の低減と電力変換効率の向上を狙います。加えて、損失指標となるFOM(性能指数)の低減だけでなく、IFSM(サージ順電流)耐量を大幅に強化した点を特徴とし、起動時などの突入や厳しいサージ条件下での安定動作とシステム信頼性の向上を見込みます。適用先はスイッチング電源、白物家電、汎用インバータなどで、パッケージはTO-220AC(10.29×28.69×4.75mm)です。今後は、耐サージ性を重視する電源・駆動機器での採用拡大が焦点になります。

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