パナソニックは、最小冷房出力0.2 kWを実現したルームエアコン「エオリア」Xシリーズの新モデルを、2026年1月下旬から順次発売します。月産台数は約1万2000台で、2.2~9.0 kWクラスまで幅広く展開し、6畳~26畳程度の部屋を主な対象とします。
新モデルでは、従来は200 V機種のみだった高効率の「エコロータリー コンプレッサー」を100 V機種にも搭載しました。パナソニック従来機(CS-X404D2)の最小冷房能力0.5 kWに対し、新製品では0.2 kWまで抑え、運転安定時1時間あたりの消費電力量を140 Whから119 Whへ約15%低減したとしています(社内試験条件)。酷暑で長時間運転が増える一方、電気料金高騰で省エネ志向が高まる中、設定温度到達後のオン・オフを減らしながら室温と湿度を安定させる設計です。
空気質面では、既存の「ナノイーX」による脱臭に加え、6畳の試験室でニオイの原因菌の増殖を99%抑制するデータを公表し、部屋に漂うニオイの防臭効果も確認したとしています。また、スマホから操作できる「エオリア アプリ」は、国内エアコン操作アプリ評価4.6(2025年11月1日時点)とし、IoT機器のセキュリティラベリング制度「JC-STAR」でレベル1の適合ラベルを取得しました。
今後は、長期の猛暑とエネルギー価格の不透明感を背景に、省エネ性と清潔性を両立したプレミアム機種として、買い替え需要や環境意識の高い層を中心にどこまで浸透するかが焦点となります。
【商品情報】
エオリア Xシリーズ概要
能力クラス:2.2~9.0 kW
メーカー希望小売価格:オープン価格
発売時期:2026年1月下旬予定(社会情勢により変更の可能性あり)
source: PR TIMES
