リテールメディア事業を手がけるフェズは2025年12月3日、創業10周年に合わせてミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を刷新。従業員数は143人(2025年11月1日現在)、資本金は249百万円(2025年10月末現在)。同社は国内最大級とするリテールデータ基盤「Urumo」を核に、次の10年の成長へ向け組織の指針を再定義した。

MVVは企業の使命、将来像、行動規範を示す枠組みで、意思決定や採用・育成の基準となります。日本では人口減少や消費行動の多様化により、小売やメーカーでデータに基づく戦略立案・実行・効果検証の重要性が増しています。購買データを活用した顧客理解の深化や、店頭・デジタルを横断するリテールメディアの需要拡大が追い風となり、同社ソリューションの導入も伸びているといいます。

Urumoはドラッグストアやスーパー、ホームセンターなど複数の大手小売と連携し、ID横断型の購買、店頭、販促、バイヤー施策といった多様なデータを一元管理・分析するプラットフォームです。広告(情報)×販促(商品)×店頭(売場)を結び付け、施策のPDCAをデータで回す点が特徴です。

詳細なMVVはコーポレートブログで公開中。市場の拡大が続く一方、データの品質確保や効果測定の厳格化、プライバシー配慮も競争力の分岐点になりそうです。刷新した指針が、組織強化と提供価値の明確化につながるかが注目されます。

source: PR TIMES

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