ITフリーランス向け案件検索サイト「フリーランスボード」が集計した2025年12月6日時点の304,722件の案件データによると、フリーランス案件の月額平均単価は75.0万円、最高単価は295万円でした。勤務形態では、フルリモートが25.9%、一部リモートが57.5%で、合わせて83.4%がリモートワーク可能な案件という結果です(常駐は16.6%)。

調査では、2025年11月と比較して多くの開発言語・フレームワークで単価が上昇傾向にあることが分かりました。開発言語別では、最も高い月額平均単価はRustの83.1万円(前月比マイナス2千円)で、メモリ安全性と高速処理が評価されています。2位はRubyで82.5万円(前月比プラス1.1万円)となり、ウェブサービス開発を中心に安定した需要が続いています。

フレームワーク別では、Ruby on Railsが84.3万円(前月比プラス4千円)でトップ、FastAPIが84.1万円(前月比プラス4千円)で2位でした。Railsは素早くサービス開発ができる点、FastAPIはPythonベースで高速かつ開発効率が高い点が単価を押し上げているとみられます。一方で、案件総数は36万件超とされ、フリーランス向けの案件供給は引き続き豊富な状況です。

今後については、RustやPythonなど高生産性かつ安全性の高い技術スタックに単価が集中していく可能性がある一方、リモート前提の案件が8割を超える現状から、首都圏以外に居住するフリーランスにも高単価案件の機会が広がると見込まれます。ただし、単価上昇が続くかどうかは、景気動向や企業のIT投資計画によって変動する可能性があると考えられます。

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市場動向詳細レポート https://freelance-board.com/journals/detail/971

source: PR TIMES

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