フロッグウェル株式会社(東京都港区)は9日、Salesforce上の添付ファイルを一括で取得できる新ツールを開発したと明らかにしました。商談や取引先など複数レコードに紐づくファイルを自動で抽出し、ローカルやクラウドに整理して保存できるため、従来数週間を要していた環境移行やデータ移行を数日規模に短縮し、人件費などのコスト削減も見込めるとしています。

新ツールは、対象レコードを指定するだけで関連ファイルを自動取得し、複数レコードを同時処理できます。Salesforceのファイル形式であるContentDocumentとAttachmentの両方に対応し、レコードIDごとにフォルダを自動生成することで、後続の移行作業や監査時の検索性を高めます。大容量データについては分割ダウンロード機能を備え、通信負荷を抑えながら安定した取得を可能にしました。

同社によると、Salesforceの本番環境から開発環境へのデータコピーや、組織統合に伴う環境統合、他クラウドやアーカイブへの移行、バックアップやコンプライアンス対応などでの利用を想定しています。これまで課題となっていた手動ダウンロードの手間やファイル漏れのリスク、移行期間中の業務停止時間の長期化を抑えられると説明しています。

フロッグウェルは、本ツールを用いた移行計画の策定からパイロット移行、本番移行後の整合性確認まで一体で支援します。今後はSalesforce運用を支援する周辺ツールやサービスの開発も継続するとしており、クラウド間移行や監査ニーズの高まりを背景に、ファイル移行自動化の需要がどこまで広がるかが注目されます。

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source: PR TIMES

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