ペプチグロースは2025年12月、サイトカインIL-15と同様の働きを狙った研究用試薬「IL-15代替ペプチド(製品コード:PG-013)」の開発を完了し販売を始める。PG-013は2種類の環状ペプチドからなるヘテロダイマーで、IL-2Rβと共通γ鎖(γc)に選択的に結合し、JAK1/3-STAT5経路を活性化する。比較試験では、レポーターアッセイでリコンビナントIL-15と同等のシグナル活性を示し、ヒト由来NK細胞株KHYG-1の増殖も同等だった。未成熟NKT細胞の10日培養では、IL-15と同様に12倍超の増殖を誘導し、細胞傷害活性は同等以上とした。製品は凍結乾燥品で純度95%以上(HPLC)、-20℃以下保管、10µg/100µg/1mgを用意し、ACF証明書の提供も可能。免疫細胞培養の安定供給とコスト・品質課題の緩和が期待され、同社は今後PDGF-AAやIL-7の代替ペプチドも上市する方針だ。

【商品情報】

IL-15代替ペプチド(PG-013)

https://peptigrowth.com/

関東化学 https://www.kanto.co.jp/

キシダ化学 https://www.kishida.co.jp/

フナコシ https://www.funakoshi.co.jp/

source: PR TIMES

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