メルカリは12月17日、エンタメ・ホビー大手の駿河屋と資本業務提携契約を結び、越境ECを含むグローバルコマースと安心・安全な取引環境の強化に乗り出しました。メルカリの越境取引事業は過去3年で流通総額(GMV)が15倍以上に伸び、年900億円超に拡大しており、越境取引の60〜70%をエンタメ・ホビーが占めます。連携では、駿河屋の数千万点規模の在庫と約3,000万件の商品カタログデータ、真贋鑑定ノウハウ、国内外152店舗(2025年12月時点)の店舗網を、メルカリのAIや取引データ、越境EC基盤と組み合わせます。具体的には、メルカリ上で駿河屋の全商品在庫を連携し、国内の公式ECは「駿河屋.jp」と「メルカリ駿河屋店」に集約、同一価格で購入可能にします。海外向けにはメルカリのグローバルアプリ上で駿河屋の公式EC展開を進め、オンラインと店舗をつなぐOMO(オンライン・オフライン融合)で旗艦店展開も検討します。偽造品・海賊版が課題となる地域に対し、カタログデータとAI、鑑定力を活用して排除を強め、市場の健全化を狙います。今後はエンタメ・ホビーでモデルを磨いた上で、他カテゴリへの展開も視野に入れ、日本発カルチャーを世界へ届ける流通基盤づくりを進める方針です。
【関連情報】
メルカリ FY2025.6 4Q 決算説明会資料(P36) https://pdf.irpocket.com/C4385/CiMB/GaCa/H2bk.pdf
駿河屋 採用サイト https://www.suruga-ya.co.jp/ja/recruit/highcareer
source: PR TIMES
