クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」と、複数ネットショップ一元管理クラウド「CROSS MALL」が在庫・受注データ連携を開始しました。自社ECと楽天市場・Amazonなど主要モールの在庫や受注情報を自動同期し、売り越しリスクの低減や機会損失ゼロを目指します。CROSS MALLをハブにした在庫連動により、「A店で1点売れたらB店も即時減算」といったリアルタイム更新が可能になります。
EC市場拡大で多店舗展開が進む一方、手作業によるCSVアップロードやチャネルごとの在庫管理が現場を圧迫していました。労働力不足が深刻化する「2025年問題」を背景に、バックヤード業務の省人化ニーズは高まっています。今回の連携では、注文取り込みから出荷指示までを自動処理し、受注関連工数を大幅に削減します。また、CROSS MALLの商品データをメルカート側に取り込むことで、商品マスタを一元管理し、二重登録を防ぎつつ新商品の公開リードタイム短縮を図ります。
さらに、実店舗在庫とEC在庫を統合管理することで、店舗とオンラインを融合するOMO(Online Merges with Offline)戦略の基盤整備を支援します。通信エラー時に未取得データを自動補完する「EC注文リカバリ機能」も備え、システム障害による業務停止リスクを抑えます。今後は、人的リソースを単純作業からマーケティングや顧客体験向上へシフトしたい事業者を中心に、EC運営のDX基盤として活用が広がると見込まれます。
【サービス情報】
メルカート公式サイト https://mercart.jp/
株式会社アイル CROSS MALL https://www.ill.co.jp/
source: PR TIMES
