リジェネソーム（東京都港区）は12月15日、芝浦工業大学 生物微小流体工学研究室（二井信行教授）と共同研究契約を結び、3Dクリノスタット上で神経細胞を長期培養して神経突起の成長を測定し、疑似微小重力が神経細胞に与える影響を解析するとした。実験には研究室が開発するマイクロ流体（微細流路で液体を制御する）細胞培養系を搭載した装置を用い、灌流培養システムで流体条件を精密に管理する。宇宙環境が神経の変性や老化に関係する可能性が指摘され研究が進む中、同社は「老化×神経科学」の知見を地上の健康寿命延伸や過酷環境への適応技術に生かす考えだ。今後、装置設計・試作と評価系の整備を進め、解析結果の蓄積でロンジェビティ技術の基盤づくりを目指す。
【企業情報】
リジェネソーム https://regenesome.com/
スペースシードホールディングス https://ss-hd.co.jp/
source: PR TIMES