社員研修を手がける株式会社リスキル(東京都新宿区)は、SNSや公的機関の公開データなどを活用するOSINT(オープンソースインテリジェンス)を体系的に学ぶ「OSINT研修【AI活用による情報探索と分析】」の提供を始めました。検索演算子を使った高度検索や生成AIの活用法に加え、個人情報保護法や著作権法への対応をセットで学ぶ内容で、不正調査や競合分析に役立つ実務的な情報収集スキルの育成を狙います。
OSINTは、公開情報を組み合わせて有用な「インテリジェンス(判断材料)」を導く手法で、サイバー攻撃対策や内部不正の兆候把握、採用時のバックグラウンドチェックなどに用いられます。本研修では、「OSINTの基礎理解」「実践的な情報収集テクニック」「リスク対策と実践」の3ステップで構成。検索演算子や複数検索エンジンの使い分け、XやLinkedInからの情報取得、AIに投げる質問文(プロンプト)の作り方などを具体的な事例とともに学びます。
一方で、個人情報保護法や不正アクセス禁止法、著作権法への配慮が不十分なOSINTは、企業に法的リスクをもたらします。研修では、情報取得の範囲や保存・共有ルールなど、コンプライアンスを踏まえた運用プロセスも整理します。講師派遣型の一社研修を中心に、日本全国とオンラインで提供され、講師満足度は5段階中平均4.75(2025年3期実績)とされています。
AIの普及で「調べ方」の格差が業績差につながる中、企業側では情報リテラシーと法令順守を両立した人材育成が急務です。リスキルは、今回のOSINT研修を含むAI・データ関連研修の拡充を通じて、企業のリスク管理と競争力の同時強化を支援していくとしています。
【研修情報】
OSINT(オシント)研修【AI活用による情報探索と分析】
対象:若手〜管理職のうち情報収集・分析に関わる社員
詳細:https://www.recurrent.jp/listings/conveying-comprehension-osint
source: PR TIMES
