においデータの計測・解析から香りの生成までを手がけるレボーン(東京都中央区)は、4.3億円を調達し、累計調達額を13.5億円に伸ばしました。香りを「記録・伝送・再生」できる基盤の拡張に資金を充てます。

映像がカメラとディスプレイ、音声がマイクとスピーカーの普及で流通した一方、嗅覚はにおいのデータ化が難しく、メディア化が進みにくいとされてきました。同社は嗅覚が感情や記憶と結びつきやすい点に着目し、独自のにおいセンシングとAI調香(AIによる香り配合の設計)を組み合わせ、香りをデータとして扱うプラットフォームを構築してきたとしています。

導入領域は食品・飲料・化粧品・医療・自動車の品質管理や研究開発、展示やエンタメの空間演出などで、実績を積み重ねたといいます。今回の資金は、より高精度でポータブルなにおいセンサーや、多様な香りを自動で再生できるデバイス開発を進め、誰もが使える汎用的な仕組みへ広げる計画です。今後は日常利用を見据え、対応できる香りの範囲や利用シーンの拡大が進むかが焦点になります。

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