東証スタンダード上場のロココ(大阪市)は12月12日、生成AI開発を手がけるAutomagica(東京都目黒区)の発行済株式70.03%を取得し、連結子会社化すると明らかにしました。狙いは、AIとBPO(業務外部委託)を組み合わせた事業成長の加速です。
AutomagicaはSaaS型AIエージェントなどを提供し、「日本企業のAI導入のハードルを下げる」を掲げます。ロココはITアウトソーシングや各種BPOなど労働集約型のサービスを幅広く展開しており、両社の顧客基盤と生成AI技術を掛け合わせて導入提案を強めます。具体的には、ロココ取引先への共同提供による売上拡大に加え、グループ内のITヘルプデスクやBPO、管理部門(人事・経理など)へAIを適用し、人材不足の補完、コスト削減、品質の標準化を図るとしています。ロココからのエンジニアリソース提供でAutomagicaの開発体制も強化します。
今後は勤怠管理「RocoTime」など既存プロダクトと生成AIの組み合わせも検討し、AI実装の幅を広げる方針です。なお、Automagicaの社名やブランド名(カリスマAI)、提供サービスは変更しない予定です。
source: PR TIMES
