企業のローカルネットワーク内で作動するエージェントAI「シークレットアイ Ver1.0」が2025年12月3日に提供開始です。外部への情報送信を伴わない構成で、個人情報や社内機密を扱いながら業務自動化をねらいます。単独利用時は外部AIに接続せず使用量の上限がなく料金も一定とし、必要時のみChatGPTなど外部対話型AIへ専用画面からタスク連携が可能です。日本初の自社ローカル稼働型サービスをうたいます(2025年11月1日時点、同社調べ)。

背景には、越境データ移転で本人同意が必要となるなどの個人情報保護上の課題があります。昭和化学工業(東証スタンダード、証券コード4990)と2024年から共同開発し、AIサーバーは同社または顧客ネットワーク内に設置します。自社サイト更新、EC購入、メール自動返信などのタスクをエージェントが遂行し、既存システム連携も支援します。

同社は延べ500社・2万人超にAI講習を実施した結果、企業全体の生産性向上は平均5%以下にとどまる事例が多いと分析。プロンプト作成力やIT技能の個人差が壁となるため、特定業務を“同僚AI”に置き換える方式で、24時間365日の自動処理と品質の平準化を目指します。育成したエージェントの生成メモリは顧客の情報資産として提供されます。

将来的なAGI登場を見据え、社内に常駐するエージェントを整備しておくことでスムーズな置き換えが可能としています。一方で、導入効果の定量データや運用時のセキュリティ検証、費用対効果の透明性が普及の鍵となりそうです。

【商品情報】

サービス名 シークレットアイ Ver1.0

提供開始日 2025年12月3日

公式サイト https://i-one.jp/secretai/

企業サイト https://www.i-one.jp/#top

source: PR TIMES

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