ローランド ディー.ジー.は製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」を日本とタイ拠点で活用し、拠点間の現場情報が届かない「情報の壁」を是正した。日本では図面の差し戻しが45%減り、新製品立ち上げのリードタイムが1カ月短縮、年間数千万円規模のコスト削減につながった。背景には新製品開発サイクルが従来2年以上から1年へ短縮し、特急試作(日本)と量産(タイ)の二重発注で高コスト化していた事情がある。CADDiで不適合や製造難易度などの品質情報を図面と紐づけて蓄積し、サプライヤー指摘の減少や試作回数を従来3回から2回へ削減した。タイでも属人的なファイル管理を改め、数カ月で58部品の削減案を抽出し、年間目標500万タイバーツを上回る見通しを得た。今後は調達の主導権を段階的にタイへ移し、インドなど他地域への横展開も視野にデータ活用基盤を強化する。

【商品情報】

製造業AIデータプラットフォームCADDi 公式サイト https://caddi.com/

source: PR TIMES

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