三井不動産は2026年4月、日本橋船着場(中央区防災船着場)と豊洲船着場(ららぽーと豊洲)を結ぶ定期航路を始めます。民間企業による国内初のフル電動旅客船の定期航路で、旅客船「Nihonbashi e-LINER」2隻を建造・保有します。運航事業は観光汽船興業が担う予定です。
船はリチウムイオン二次電池を電源とし、電池容量は約300kWhです。総トン数20トン未満の船として国内最大級の搭載規模とし、航行中はCO2を排出しない設計です。ららぽーと豊洲に新設した給電設備で充電し、急速充電器は4基を備え、高圧受電設備から供給します(再生エネルギーの活用を想定)。東京都舟運活性化事業費補助金の適用も予定しています。
狙いは、舟運を通勤・買い物など日常の移動手段に加え、平時・有事の重要インフラとしても使える形にすることです。日本橋川沿いのまちづくり「日本橋リバーウォーク」(約11ha)と臨海部を結ぶネットワーク構築の一環で、電気推進システムは東京海洋大学の大出剛特任教授が監修し、設計・建造は大洋電機、造船はエルモが担当します。
今後は2026年4月の2隻運航開始後、2030年代に築地市場跡地再開発のまちびらき以降を見据え、日本橋・豊洲・築地を拠点に舟運ネットワークの拡大を目指します。
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ニュースリリース:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2026/0128
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