三菱HCキャピタル株式会社は、公益社団法人企業情報化協会が主催する「2025年度(第43回)IT賞」で「IT奨励賞(経営・業務改革領域)」を受賞しました。「グループ統一基準に基づくガバナンス強化と可視化およびサイバーセキュリティ対策による経営リスク低減」の取り組みが評価されたもので、同社のIT奨励賞受賞は通算4回目です。

IT賞は、「ITを高度に活用したビジネス革新」に顕著な成果を上げた企業・団体・個人を表彰する制度で、第43回となる2025年度も複数の企業が選定されています。三菱HCキャピタルは、急増・高度化するサイバー攻撃への危機感から、現中期経営計画の期間を通じてグループ全社のセキュリティ水準を見える化し、底上げする仕組みづくりを進めてきました。

同社は、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が策定した「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」に示される「重要10項目」を国内外グループ全体に適用。必要な対策の統一基準と目標値を策定し、各社の達成度を定量的に把握できる仕組みを構築しました。そのうえで、新たなセキュリティ製品導入による技術的対策と、チェックリスト運用や教育・訓練といった組織的対策を両輪として展開し、経営リスク低減につなげています。

同社は今後も、ガイドラインに基づく定期的な評価と改善を継続し、グローバルに広がるグループ全体でセキュリティレベルとガバナンスをさらに強化するとしています。サイバー攻撃の巧妙化が続くなか、金融・リース大手による全社的な対策モデルが、他社の取り組み事例としてどこまで波及するかが注目されます。

【関連情報:ガイドライン・表彰概要】

サイバーセキュリティ経営ガイドライン 第3版

2025年度(第43回)IT賞 受賞企業決定(企業情報化協会)

三菱HCキャピタル株式会社 公式サイト

source: PR TIMES

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