コンサルティングファームの株式会社Anfini(本社・東京港区)は、上智大学で「データサイエンスとデータエンジニアリングの基礎」を軸に「データドリブン経営2.0」を解説する特別講義を実施しました。急速に進むAI・データ活用のもと、次世代ビジネスリーダーに必要な思考法を学生に提示する狙いです。

講義前半では、データ分析の歴史をたどりながら、過去の「取れるデータをとりあえず分析する」手法と、現在の「あるべきKPIからデータやシステムを逆算設計する」経営手法の違いを説明しました。経営指標(KPI)を起点に情報基盤を設計する「設計型のデータ活用」が、複雑な経営環境で競争力を左右すると強調しました。

後半では、損害保険会社と総合電機メーカーの共同プロジェクトや、エンタメ系IT企業と飲食チェーンのデータ改革など、同社が関わった事例を紹介。データの流れの設計と、現場意思決定への落とし込みプロセスを具体的に示し、「納得感と再現性のある意思決定」を実務レベルで解説しました。

締めくくりでは、「データは人間の直観や経験を支える材料にすぎず、『感覚×データ』の両方を扱える人材こそAI時代に求められる」とのメッセージを提示しました。Anfiniは今後も大学・研究機関との連携を拡大し、データドリブン経営やAIを活用した次世代型経営スタイルの普及を通じて、学生や若手社会人の育成に継続的に関与するとしています。

source: PR TIMES

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