第6回世界将棋AI電竜戦本戦が2025年12月6〜7日にオンライン開催され、優勝者に文部科学大臣杯および文部科学大臣賞が授与されます。大会はYouTubeで無料配信され、初日13:00、最終日13:30に解説配信が始まります(対局は朝から)。参加は30チームで、GPU深層学習型やCPU推論型など多様な方式が激突します。

近年は、学習にGPUを用いながら推論はCPUで行う思考モデルが台頭しています。これは将棋とチェスの技術交流から生まれた評価関数(盤面を数値で評価する仕組み)の進化形で、省資源で高速に読めるのが強みです。一方、GPUで深層学習モデルを推論まで走らせる方式は大量並列で高精度な評価が可能です。どちらが勝ち切るか、あるいは新方式が現れるかに注目が集まります。

運営体制は後援4団体(文部科学省ほか)、協賛3者、協力3者。観戦は誰でも可能で、学生や開発者にとって最新アルゴリズムやハード活用のトレンドを学べる機会になります。結果は計算資源効率や探索と学習の最適配分に関する指針となる見通しで、来季の将棋AI開発や研究の方向性に影響を与えそうです。

【イベント情報】

イベント名 文部科学大臣杯 第6回世界将棋AI電竜戦 本戦

日程 2025年12月6日(土)〜7日(日)

配信 無料(YouTubeライブ)

12/6 13:00 解説 戸辺誠七段 配信/聞き手 鷺宮ローラン

12/7 13:30 解説 遠山雄亮六段 配信/聞き手 真澤千星

YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/c/denryusen

特設ページ https://denryu-sen.jp/denryusen/dr6_production/dr1_live.php

source: PR TIMES

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