AI専門家が集結するプラットフォーム「Pepper.co.jp」に、中小企業向けの経営支援を担う「AI中小企業診断士」が新たに設置されました。財務分析や資金繰り診断、事業計画の作成に加え、利用可能性の高い補助金候補を自動提示し、開業・経営判断をオンラインで一括支援する仕組みです。
同サービスは、AI税理士やAI相続士、AI登記士、AI鑑定士、建築士AIら20種以上の専門AIと連動し、経営・財務・不動産・法人手続きまでを横断的に解析します。売上や利益率、借入残高などの数値入力を前提に、資金繰り表の自動生成や投資回収期間の試算も行い、国や自治体の補助金制度との適合性をチェックします。分析結果は、連携サイト「Collaboration Hub」(www2.pepper.co.jp)上で、国際公認投資アナリストや証券アナリストなどの専門家レポートとあわせて閲覧できる予定です。
中小企業診断士は国家資格で数万人規模とされていますが、地域や分野により専門家不足が指摘されています。AI中小企業診断士の導入により、場所や時間にとらわれず簡易診断を受けやすくなる一方、最終的な投資判断や金融機関との折衝は人間の専門家との連携が前提と考えられます。今後は、利用企業数や補助金採択率などの実績データがどこまで蓄積されるかが、サービスの信頼性や普及ペースを左右しそうです。
【サービス情報】
AI中小企業診断士 サービス詳細ページ
https://pepper.co.jp/AI中小企業診断士.html
AI中小企業診断士 利用画面
https://ai.hudosanya.com/agents/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%A3%AB
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source: PR TIMES
