九州電力株式会社と株式会社Liberawareは2025年12月10日、ドローン機体・ソフトウェアの共同開発を軸とする資本業務提携を締結しました。同時に九州電力グループの九電ドローンサービス株式会社は、Liberaware製産業用ドローン「IBIS2」の販売代理店「Gold Partner」となり、九州エリアでの導入拡大を担います。
提携では、九州電力が保有する発電所などの設備を実証フィールドとして活用し、電力設備を含む社会インフラのデジタル化（DX）と、ドローンの社会実装を推進します。具体的には、九州地域を中心としたインフラ設備点検の協働、ドローンやロボットを使った点検・保守の高度化、3Dデジタル空間データ「デジタルツイン」の点検・管理領域での活用促進、屋内点検向けハード・ソフトの共同開発などを進めます。
QDSは、これまで佐賀県・長崎県での下水道点検、IBIS2のホバリングアシスト機能の検証、画像処理技術を用いたCIM（3Dモデルを含む建設情報データ）検証などでLiberawareと連携してきました。今後は、自治体やインフラ事業者への提案活動を強化し、IBIS2とAI解析ソフトを組み合わせることで、省人化と安全性向上を両立した点検ソリューションの普及を目指します。３社は、災害対応やインフラレジリエンス向上などの社会課題解決への貢献を見据え、協業領域の拡大と新たなビジネスモデルの構築を継続的に検討していくとしています。
【商品・サービス情報】
IBIS2（屋内狭小空間向け産業用ドローン）
九電ドローンサービス（点検・測量・空撮・機体販売）
Liberaware インフラ点検・維持管理ソリューション
source: PR TIMES