愛知県名古屋市の住宅型有料老人ホーム「ユナイト」が、AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air(ケビィエア)」を受付に導入し、来訪者対応の多くを自動化しました。これにより、職員が介護業務を中断して玄関まで走る負担がほぼゼロに近い水準まで減り、利用者ケアに集中できる時間が大幅に増えたとしています。
同施設ではこれまで、来訪のたびに職員が持ち場を離れて玄関で受付を行っており、とくに2階勤務や介護ケア中の職員の負担が大きいことが課題でした。インターホン代替として導入したKebbi Airが、来訪者への案内と受付を自動で行い、職員には来訪を通知する仕組みによって、移動時間と心理的な負担を大きく削減したといいます。
ロボットは生成AIを活用し、音声での会話に加えて、レクリエーションや施設案内、家族とのビデオ通話にも対応できるのが特徴です。タッチパネル操作で現場が自ら設定変更でき、販売元の丸文株式会社とNUWAロボティクスJAPANが継続的なサポートを行うことで、施設に合わせた運用フローを改善し続けていると説明されています。
介護業界では人手不足と業務量増加が続いており、受付や見守りなど周辺業務をロボットに任せて、職員がコア業務に集中する動きが今後一層広がるとみられます。一方で、導入コストや職員のITスキル、利用者のAIへの受け入れ度合いなど、普及に向けた検証も続く見通しです。
【商品情報】
Kebbi Air 製品情報
https://www.marubun.co.jp/products/73037/
source: PR TIMES
