住友ベークライトが放熱性と電気絶縁性を両立する放熱絶縁シート「BLA-6051」を開発し、デンソーの車載インバーター内パワーモジュール向けに採用されました。日本発条が製造する樹脂絶縁基板の絶縁層として使われ、従来用いられてきたセラミック基板の代替を狙います。パワーモジュールは電力の変換・制御を担う中核部品で、車載や産業機器、再生可能エネルギーなどで用途が広がっています。近年はSiC(炭化ケイ素)パワー半導体の普及で高電圧・大電流化が進み、発熱対策の重要性が一段と高まっています。BLA-6051は高熱伝導樹脂に加え、BN(窒化ホウ素)フィラーの配向制御で低熱抵抗化を図り、薄膜化による軽量化や反りを抑える寸法安定性、150℃以上での連続動作に耐える耐熱性も特徴とします。住友ベークライトは自動車用途を軸に拡販し、産業用インバーターやFA、再生エネルギー分野へ展開しながら、2035年までに売上100億円規模を目標に事業拡大を進める方針です。

Share.