全盲の日本人ヨットマン岩本光弘氏(サンディエゴ在住)が、単独無寄港で太平洋横断を目指すプロジェクト「HIRO’s CHOICE」を始動した。支援する株式会社ランナーズ・ウェルネス(神奈川県藤沢市、資本金1000万円)は、米サンディエゴで1月28日(現地時間)に記者会見を行い、28フィートのヨットで2027年春の出航を掲げた。

今回の特徴は、視覚に頼らず「状況を継続的に把握し判断できるか」を軸にした航海設計だ。レーダーやAIS(船舶自動識別装置)、各種センサーなどの航海機器を船内Wi-Fiで統合し、iPhoneアプリ「Leena」を音声操作して必要情報を音で取得する。通信はスターリンクで24時間接続し、ショアサポートセンターが支援する。

装備面では高感度サーマルカメラ、リチウム電池、デッキ全体の太陽光パネルなどを組み合わせ、航海の様子は24時間配信する計画という。岩本氏は2019年にヨットで無寄港太平洋横断を達成しており、今回は28フィートの小型艇による単独無寄港挑戦として世界初を狙う。

今後は2027年春にサンディエゴから熊本県天草までの横断を目標に準備を進め、帰国後は日本各地を航海して子どもたちへ体験を伝えるとしている。支援(寄付)は「一般社団法人 The HIRO’s Choice Dream Fund」(設立準備中)の設立完了後、2026年2月ごろの受付開始を予定する。

【イベント情報】
記者会見:1月28日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴで実施
公式サイト:https://hiros-choice.com
ダボス会議スピーチ(World Economic Forum Annual Meeting 2026):「Sailing Through Barriers」
Global Arigato Project(GAP)公式サイト:https://globalarigatoproject.org
2019年 太平洋横断 過去プロジェクトサイト:https://voyageofinspiration.com

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