人気バーチャルシンガーの最新版ソフト「初音ミク V6」のEarly Access版が、2025年12月10日に公開されました。2026年上半期の一般発売に先行して、日本語歌唱の全機能を39日間、無償かつ機能制限なしで試せるのが特徴です。対象は、過去のVOCALOID版「初音ミク」シリーズなどを正規購入・登録した既存ユーザーに限定されています。
初音ミク V6は、日本語・英語・中国語の3言語に対応予定の歌声合成ソフトで、AI技術を用いたVOCALOID6エンジンを採用します。これにより、人間の歌声に近い自然な発音や抑揚を実現し、日本語と英語、中国語を混ぜた流暢な歌唱が可能になるとされています。中国語ボイスバンクは正式版リリース後の無償アップデートで提供見込みです。
Early Access版では日本語ボイスバンクのみ利用できますが、歌声編集機能は正規版と同等とされ、作曲・編曲の現場で実際の制作フローを試すことができます。一方で、歌声変換プラグイン「VOCALO CHANGER PLUGIN」やバーチャルインストゥルメント「VX Beta」には非対応です。申し込みは、対象製品が登録されたアカウントで専用ページから行います。
クリプトンは2007年の初音ミク初代発売以来、ライブイベントや世界ツアーを通じて累計58万人以上を動員するなどIPビジネスを拡大してきました。V6体験版の先行提供は、既存クリエイターの声を2026年上半期の正式版開発に反映する狙いもあるとみられ、AI歌声合成市場での競争が一段と加速しそうです。
【商品・サービス情報】
初音ミク V6 ティザーページ
https://sonicwire.com/product/virtualsinger/special/miku-v6
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source: PR TIMES
