医療機関の人材確保が難しくなる中、マーケティング支援の株式会社BOTANICOは、月額7万円・2カ月間の広告費(計14万円)で、あるクリニックにおいて応募10人、面接5人、採用2人を実現したと明らかにしました。1人あたりの応募単価は1万4000円、採用単価は7万円で、同社は「医療業界水準の3分の1以下」としています。
同社は、医療従事者の求人競争が激化し、地方や小規模クリニックでは高額な求人媒体や人材紹介に頼りにくい現状を背景に、低予算でも成果を出す採用モデルの構築を進めてきました。今回の事例では、①InstagramなどのSNS広告で年齢・資格・勤務地・志向性を細かく設定し、複数の画像・動画を検証してクリック単価を引き下げたほか、②サイトと応募フォームを整理し、情報量や項目を見直すことで「応募までの迷い」を減らし、③院内の雰囲気や価値観を伝える投稿やストーリー配信で、応募前から職場環境を可視化しました。
これにより、応募段階でのミスマッチが減り、限られた予算でも費用対効果の高い採用活動につながったと分析されています。同社は看護師、受付事務、医療アシスタント、歯科衛生士など幅広い職種への展開を想定しており、今後もクリニックの採用負担軽減と「応募が集まり、選ばれる医院づくり」に向けた支援を拡大するとしています。
source: PR TIMES
