千趣会チャイルドケアが提供するサブスク型子育て支援サービス「登園すくすく便」で、申込から口座振替までの一連の手続きが完全オンライン化されました。会員管理システムをスパイラルのローコード開発基盤「SPIRAL ver.1」で構築したもので、紙の申込書やFAX送付、口座振替依頼書の郵送が不要となり、金融機関手続きに1か月以上かかることもあった従来フローを大幅に短縮しています。
「登園すくすく便」は、園で使うコットシーツやタオル、エプロンなどを事業者が用意・洗濯し園へ届ける定額サービスで、保護者の家事負担軽減と園での持ち物管理効率化を目的としています。従来は、園が紙書類の回収・記入漏れ確認・郵送・FAX管理を担い、保護者の個人情報を一時的に預かる心理的負担も課題でした。新システムでは、保護者用マイページ、園向け、事業者向けの3種類の画面を用意し、保護者はスマートフォンから申込・規約同意・口座振替手続き(印鑑不要)まで完結できます。
さらに、基幹システムと連携し、オンライン入力時にエラーを制御することで、再入力や差し戻しの発生を抑制し、情報精度向上と事務作業削減につなげています。導入後は園や保護者からの問い合わせもほとんど発生しておらず、運用は安定しているといいます。このオンライン化は、同サービスが2025年に受賞したキッズデザイン賞でも評価ポイントの一つとなりました。
今後は、クレジットカード決済や外国語対応など、保護者・園双方のニーズに応じた機能拡張が検討されており、保育・学童分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の広がりがどこまで進むかが注目されます。保育現場の人手不足が続くなか、今回のような業務の可視化・自動化が、サービス拡大と質の両立にどこまで寄与するかが今後の焦点です。
【サービス情報】
登園すくすく便 公式サイト https://www.sukusukubin.jp/
千趣会チャイルドケア 導入事例 https://www.spiral-platform.co.jp/case/senshukai-childcare/
SPIRAL ver.1 サービス紹介 https://www.spiral-platform.co.jp/service/spiralv1/
source: PR TIMES
