半固体電池を採用したモバイル充電バッテリー2機種が登場します。電解液量を従来比約50%削減し、発火リスクを低減したとするほか、繰り返し充放電は約2,000回(自社試験目安)で従来品の約2倍。容量は5,000mAh(MPC-CSSB5000BK)と10,000mAh(MPC-CSSB10000BK)。発売日は2025年12月19日でブラックのみ、ホワイトは2026年1月に追加予定です。

背景にはスマートフォンやタブレットの高性能化と災害時の非常用需要の拡大があります。半固体電池は固体と液体の電解質を組み合わせた構造で、液体電解質の量を抑えることで誤使用時の危険性を減らす狙いです。5,000mAhモデルは約130g、10,000mAhモデルは約230g。端子はType‑C入出力とUSB‑A出力を備え、5,000mAhは最大2.4A(合計)、10,000mAhは最大3A(合計)でいずれもDC5V駆動です。

安全面では温度・過電流・過充電電圧・過放電電圧の4保護を搭載し、PSE技術基準およびUN38.3に適合。採用セルは第三者機関の釘刺し試験で所定条件下の発煙・発火なしを確認(保証値ではない)。マクセルブランドのコンシューマー向け製品は2023年4月からライセンス製造・販売体制にあります。

今後は、半固体電池の採用拡大とともに、価格設定や高出力急速充電への対応可否、長期使用時の実効サイクル性能が選択のポイントになりそうです。

【商品情報】

発売日 2025年12月19日(ブラック)/ 2026年1月(ホワイト予定)

型番 MPC-CSSB5000BK / MPC-CSSB10000BK

容量 5,000mAh / 10,000mAh

入出力 Type‑C入出力、USB‑A出力(DC5V 最大2.4A/3A)

質量 約130g / 約230g

カラー ブラック(ホワイト後日)

マクセル公式ショップ https://maxell-online.com/

source: PR TIMES

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