吉利汽車集団は2025年12月14日、世界最大規模の車両試験施設「吉利安全センター」を公開しました。総面積は4万5,000㎡で、初期投資は20億元以上です。衝突・歩行者保護からADAS(先進運転支援)想定のアクティブセーフティ、電池・新エネルギー駆動系、サイバーセキュリティ、健康評価までを一拠点で扱います。施設はギネス世界記録5件を更新し、屋内衝突コース最長293.39m、風洞は最大風速250km/h対応で面積28,536.224㎡、0〜180度の任意角度衝突ゾーンは12,709.293㎡、試験項目は計27種類とします。CNAS認証基準に準拠したサイバー試験では車載チップやOTA更新、暗号化通信などを評価し、揮発性物質や臭気を測る「ゴールデンノーズ」チームが車内環境の試験も担います。CATARCや清華大学との連携を強め、知能化車両の安全白書も共同発表しており、今後は国際協業の場として安全基準の底上げにつなげる方針です。
source: PR TIMES
