The Linux Foundation Japanは2025年12月18日、国連で2024年に開催されたシンポジウム「OSPOs for Good 2024」のセッション要点と成果をまとめたレポートの日本語版を公開しました。オープンソース・プログラム・オフィス(OSPO)が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にどう貢献できるかを扱います。

同シンポジウムにはLinux Foundationが出席し、SDGsのターゲットと指標の達成が急がれる状況を背景に、世界のリーダーがオープンソース技術のガバナンス(運用ルール)や資金調達、持続可能性のニーズを議論しました。国連はLF Researchと連携して報告書を作成し、各国政府や超国家機関のコメントを整理したほか、議論から得られた重要提言を6項目にまとめています。著者はRISE(Research Institutes of Sweden)やThe Linux Foundation、OpenForum Europe、University of Johannesburg、国連事務総長特使(技術担当)室の関係者で、日本語版は天満尚二氏が翻訳協力しました。

今後は、OSPOを軸にした組織横断の協働や資金面の仕組みづくりが進むかが焦点となり、レポートが政策・企業の実装議論の参照材料になる可能性があります。

【関連情報】

日本語版レポート https://www.linuxfoundation.jp/blog/2025/12/japanese-version-of-ospos-for-good-2024/

source: PR TIMES

Share.