LehmanSoft Japanは、埼玉県内の系統用蓄電所(出力2MW、容量8MWh)を2025年11月1日から商用稼働させ、同日付でJEPX(日本卸電力取引所)での電力取引を始めました。取引はスポット市場や時間前市場を活用し、電力価格差を利用したアービトラージ(安い時間に充電し高い時間に放電)を中心に運用します。背景には、太陽光・風力など再エネの拡大で需給変動が大きくなり、余剰電力の吸収やピーク時供給、周波数維持などの調整手段が求められていることがあります。今後は、卸市場で得た運用データを基に制御アルゴリズムを最適化し、調整力(ΔkW)を売買する需給調整市場への参入準備を進め、追加サイト開発や設備のポートフォリオ化も検討するとしています。

source: PR TIMES

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