売れるネット広告社グループの連結子会社JCNTで、2025年12月の利用申込受注数が前年同月比115%に達する見込みであることが分かりました。利用申込は3カ月連続で前年同月を大きく上回るペースで推移しており、同グループは受注基盤が一段と安定してきたとみています。

JCNTは、企業や学校などに通信端末を貸し出すグローバル情報通信事業を展開しています。12月の受注増は、申込用Webサイトの受付開始時期を早めたことに加え、新規提携先の開拓や既存提携先への提案強化が奏功しました。特に、学校や旅行事業者の計画時期に合わせて申込期間を前倒ししたことや、早期予約特典、在庫状況の「見える化」、料金体系の明確化などの商品設計の見直しが、利用者の安心感につながったと分析しています。

また、主要エリアに専任担当者を配置し、オンライン相談枠を拡充したことで、問い合わせから申込までの時間が短縮され、大口案件の獲得にもつながりました。この結果、需要予測の精度が高まり、端末の計画調達や配送体制の最適化を通じて、調達コスト削減や欠品リスク抑制といった運営面の改善も進んでいます。導入前説明の標準化やサポート体制強化により、キャンセル率の低下や問い合わせの一次解決率向上など、サービス品質の向上も確認されています。

ユーザー側では、計画段階で端末を確保できる安心感に加え、申込から受渡し、サポートまで一貫した体験が可能になりました。トラブル発生時も予備端末や回線を事前に手当てしているため、教育活動や企業活動を止めない信頼性の高いサービスとして評価されているといいます。

2026年12月以降の申込も前年を上回るペースで推移しており、同グループは翌月以降も業績が安定的に推移すると想定しています。今回の受注増は、2026年7月期の連結業績にプラス要因となる見通しです。今後は前倒し申込を一層促進し、ピーク時の集中を緩和することで運用の安定化とコスト最適化を進める方針です。あわせて、教育旅行事業者や学校との共同プロモーション強化や、申込・変更・進捗確認を一元管理できるオンライン機能の拡張、新商品の投入などを通じ、持続的な成長と提供価値の最大化を目指すとしています。

source: PR TIMES

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