大和ハウスグループの大和ハウスベンチャーズは12月19日、グループのCVCファンド「“将来の夢”ファンド」を通じ、アフリカでマラリア対策を手がけるSORA Technology(名古屋市)に出資したと明らかにしました。投資金額は非公表です。SORA TechnologyはドローンとAI(人工知能)で水たまりを検知し、ボウフラの生息リスクを判定した上で防ボウフラ剤を散布する仕組みを提供します。従来は複数人が巡回し、水たまり全てに一律散布する運用が多くコストが課題でしたが、リスクのある地点に絞ることで薬剤の節約につなげ、費用対効果を高めるとしています。今後は散布作業の自動化など技術開発を進め、デング熱やジカウイルス感染症といった蚊媒介感染症への対応拡大も視野に入れます。大和ハウス側は、排水インフラ整備なども含め、開発途上国の公衆衛生改善への貢献を進める方針です。
【関連情報】
“将来の夢”ファンド 300億円(キャピタルコール方式)、運用期間2024年1月1日~2055年12月31日 https://www.dhgfuturefund.co.jp/
SORA Technology https://sora-technology.com/
source: PR TIMES
