空間コンピューティング研究所は12月26日から2026年1月30日まで、大阪市の天王寺動物園でARガイドアプリ「3.5次元ガイドBot」(iOS/Android)の実証実験を行います。場所はトラ舎前で、屋外の特定エリアにAR表示を固定し、安定して「ズレない・消えない」体験を提供できるかを確かめます。

同社はGPSでは精度が出にくい地点で、独自のVPS(Visual Positioning System、画像認識で位置を推定する技術)を使い、光や天候など屋外条件下での表示安定性と操作性を評価します。あわせて、アプリのダウンロード数、利用者の移動・滞在データ、AIチャットボット利用状況、SNS拡散などを「行動変容」として定量化し、事業性を検証します。実験は大阪産業局の「IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム」の一環です。今後は2026年1月末にSDK提供開始を予定し、他施設や小売・イベント会場への展開可否が焦点になります。

【施設情報】

天王寺動物園

大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108

source: PR TIMES

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