ソーシャスが2026年4月26日、東京ガーデンテラス紀尾井町の「Tech for Impact Summit 2026」メインステージで、MPower Partnersのキャシー松井氏とNYT東京特派員リバー・アキラ・デービス氏が対談した。同日、女性創業スタートアップはシード評価が男性の半分以下なのに、IPO時のバリュエーションは男性創業企業の1.5倍という調査結果が示された。
根拠として、MPower PartnersとBCGが2026年1月に公表した共同リサーチで、同セクター・同規模比較のシード評価に差がある一方、2020〜2024年の日本IPO分析では女性創業企業の評価が高い傾向が示された。松井氏は投資の「マーケット・ミスプライシング(市場の誤った値付け)」が機会になり得ると整理した。
制度面では、クオータ制なしでジェンダーパリティに近づくには100〜150年かかるとの見方を示し、政治・経済の意思決定層の女性比率の低さを課題に挙げた。衆院の女性議員比率は直近で14.6%(2026年2月8日選挙、68人/465議席)で、女性候補比率35%(2025年目標)など未達の指標も残る。デービス氏は女性ファウンダー向けVC資金配分が2〜3%にとどまる現状を提示した。
また、世界のサステナビリティ関連AUMは2024年に4.1兆ドル(前年比+16.16%)とされ、ESG投資の資金流入が議論の前提になった。対談の全編は公式YouTubeで公開され、投資評価の歪みの是正、制度設計、スタートアップの海外市場志向の強化を巡る議論は今後も続く見込みだ。
【イベント情報】
イベント名: Tech for Impact Summit 2026(T4IS2026)
日時: 2026年4月26日(日)
会場: 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井カンファレンス
全編動画(YouTube): https://www.youtube.com/watch?v=e3Lqk-WoL6c
公式HP: https://socious.io
