兵庫県姫路市で、生成AIを使った匿名の「お悩み相談チャット」が2025年12月1日から2026年3月31日まで本格稼働しています。市民はスマートフォンなどから24時間いつでもアクセスでき、名前を明かさずに心の悩みや生活上の困りごとを相談できるほか、必要に応じて相談機関からの連絡を希望することもできます。

このサービスは、対話型チャットAIがテキストでやり取りし、利用者の気持ちの整理や不安の軽減を支援する仕組みです。AIは会話履歴をもとに状況を聞き取り、心のケアにつながる言葉かけや、行政・専門機関による支援が必要な場合の案内を行います。相談内容は匿名で、個人が特定されない形で取り扱われることが特徴です。

利用方法は、専用の「対話型チャットAIによるお悩み相談」サイトに直接アクセスするほか、二次元バーコードからも可能です。市役所や総合福祉会館、商業施設のピオレ姫路、イオンモール姫路リバーシティ、イオンモール姫路大津など市内の人が集まる場所にはPR用ステッカーが貼られ、そこから読み取ることで簡単に利用ページへ移動できます。

全国的に孤立やメンタル不調への懸念が続くなか、自治体がAIを活用して相談窓口を拡充する動きが広がっています。姫路市の取り組みは、対面や電話ではためらいがちな層の掘り起こしがどこまで進むかが焦点で、今後の利用件数や相談内容の傾向が、サービスの継続や改善の判断材料になるとみられます。

【サービス情報】

対話型チャットAIによるお悩み相談

実施期間 2025年12月1日~2026年3月31日

利用方法 専用サイトまたは二次元バーコードからアクセス

対象 市民を中心に誰でも利用可能

公式情報 https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/0000032095.html

source: PR TIMES

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