トビラシステムズの調査で、2025年に確認されたスミッシング(SMSを悪用したフィッシング)の最多手口は宅配事業者をかたるSMSで44.1%でした。次いで金融・決済サービスが35.8%となり、前年から3倍以上に増えたとしています。官公庁をかたる手口も4.1%で3位に入りました。
文面では「カード」「銀行」「荷物」などが頻出し、「制限」「停止」など緊急性をあおる語も目立ったといいます。悪用ブランド名はMastercardが1位で、佐川急便、りそな銀行が続き、クレジットカード関連のなりすましが増加傾向です。国税庁を名乗るSMSは前年比約152倍に増え、確定申告期に税金納付を装って偽サイトへ誘導する例が多かったとされます。文面は多い日で5,000種類超が確認され、生成AI悪用による大量作成の可能性も示しました。警察庁によればインターネットバンキング不正送金の被害額は2025年上半期で42.2億円(前年同期比1.7倍)に達しており、公式アプリ等での確認や不審URLを開かない対策の重要性が増しそうです。
【関連情報】
スミッシングトレンドレポート2025(トビラシステムズ):https://tobila.com/
迷惑SMS対策サービス:https://tobilaphone.com/mobile/
詐欺SMSモニター:https://smon.tobila.com/
source: PR TIMES
