宿泊施設向け予約管理システム「HOTEL SMART」「minpakuIN」「お宿奉行」が、2025年11月からスマートロック「EPIC」と連携し、3,500施設以上でデジタルキーの自動発行と鍵管理の自動化が可能になりました。EPICで生成される入室用デジタルキーを予約時に自動発行できるため、宿泊者はフロントでの鍵受け渡しを待たずにチェックインできます。
運営側は、チェックイン対応や鍵の受け渡しといった人手のかかる業務をシステムに任せることで、スタッフの負担を軽減しつつ、深夜到着や無人運営にも対応しやすくなります。PMSの予約データと連動して鍵の発行・失効が自動処理される仕組みのため、宿泊期間外に鍵が使われるリスクや、鍵の消し忘れといった人的ミスの抑制にもつながります。
EPICは既存の鍵の上から後付けできるモデルや引き戸対応型などをそろえ、他社比およそ半額程度の価格帯で提供され、通信サービス利用時も月額0円の買い切り型です。一方、HOTEL SMARTなどは自動チェックイン機や会計システム、他社スマートロックとの連携実績を持つオールインワン型PMSで、クラウド上で複数施設を一元管理できます。
今回の連携により、中小規模の宿からホテルチェーンまで、初期費用と運用コストを抑えつつDX（デジタル化）と省人化を進めやすくなります。今後は、鍵情報と宿泊データを組み合わせた分析や、他のIoT機器との連携拡大などを通じて、より高度な無人・省人オペレーションが広がる可能性があります。
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source: PR TIMES