山梨県内で進む電動キックボード等のシェアリング実証(2025年9月29日~2026年1月18日)の一環として、11月16日に甲府市・小瀬スポーツ公園で一般向け試乗会が行われ、10代~70代以上の約70人が体験しました。操作感に関するアンケートでは、8割以上が「簡単」または「どちらかといえば簡単」と回答しました。
参加者はスタッフの説明を受け、電動キックボードや三輪モデルに順に試乗。観光や通学での利用意向や「風を感じて気持ちよい」といった好意的な感想が寄せられる一方、「公道は少し怖い」「カーブやブレーキは慣れが必要」など安全面への懸念も示されました。
実証では、公道サービスの前提として交通ルールテストの受験、ヘルメットの無料貸出、走行を禁じるノーライドゾーンの設定、深夜時間帯の営業停止などの対策を実装しています。甲府駅北口のポートには、ベンチ脇ボックスに貸出用ヘルメットが備え付けられています。
事業は『やまなしリニア・地域交通共創プラットフォーム』が主導し、公共交通や地域拠点を結ぶモビリティハブの形成に向け、利用実態や安全運用の課題を洗い出すことが狙いです。県内全域を円滑につなぐ二次交通の確立を念頭に、ポート配置やルール運用の最適化を検討します。
会期は2026年1月18日まで。今後は試乗会で得た声や走行データを分析し、観光周遊や通勤通学のラストワンマイルでの実装可能性、季節や時間帯による需要変動、安全教育の有効性などを客観的に評価していく見通しです。source: PR TIMES
【実証事業情報】
実施期間 2025年9月29日~2026年1月18日
実施エリア 山梨県内
主な車両 電動キックボード、三輪モデル等
主な安全対策 交通ルールテスト/ヘルメット無料貸出/ノーライドゾーン/深夜営業停止
