岐阜大学で行われた産学連携DXプログラム「Digitech Quest 2025」が終了し、参加学生の満足度は5点満点中4.8、94.7%が「将来のキャリアに役立つ」と回答したことが分かりました。参加した18人の国立大学生・大学院生・高専生らは、実在企業のデジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術で業務やビジネスを変えること)課題に2週間で取り組みました。
プログラムでは、印刷業の岐阜文芸社などが課題を提供し、学生は企業担当者へのヒアリングから課題分析、企画立案、資料作成、最終プレゼンまでを短期集中で実施しました。リードスポンサーとしてNTTドコモ、他にも十数社が協賛。アンケートでは、84.2%が「学びが将来に非常に役立つ」と回答し、「企業や業界への関心が高まった」と答えた学生は100%に達しました。
コメントでは「大学の授業とは次元の違う体験」「就活に必ず活かせる」といった声が挙がり、チームで意見を出し合う難しさや、ヒアリング・分析の重要性を実感したとする意見が目立ちました。企業側からも「学生の提案が事業の深い部分に踏み込んでいた」「社員のモチベーション向上にも役立つ」と評価する声が寄せられています。
今後は、運営を担った株式会社ウォーカーが、今回のノウハウをもとに大学・自治体・企業向けのDX体験型プログラムを全国展開するとしており、若手人材のDX思考育成や採用広報を兼ねた新たな産学連携モデルとして広がるかが注目されます。
【イベント情報】
Digitech Quest 2025
会場 岐阜大学(岐阜県岐阜市)
内容 学生による実在企業DX課題への提案プロジェクト(2週間集中)
【プログラム情報】
Digitech Quest 公式サイト https://www.digitech.quest/
source: PR TIMES
