岡山県鏡野町は12月15日、福田農機株式会社(岡山県鏡野町)と災害時にドローン(無人航空機)で情報収集や支援活動を行う協定を結びました。地震や風水害で道路寸断が起きた際、上空から被害状況を把握し初動を早める狙いです。町は山間部を含む広域自治体で、土砂崩れなどで現地確認が難しくなる課題がありました。協定では、被災地の空撮調査、赤外線カメラ搭載機による捜索支援、公共インフラや避難経路の安全確認、医薬品など緊急物資の搬送を想定し、操縦者派遣や機体提供、認可手続き調整、取得映像データの提供、平時の訓練参加までを連携範囲に含めます。同日には町役場敷地内で搬送デモも実施し、DJI AGRAS T70Pにリフティングキットを装着して最大65kgの運搬能力を示し、テントや毛布、水(2L×12本)を搬送しました。今後は訓練・情報共有を重ね、発災時の運用手順の実効性を高める見通しです。

source: PR TIMES

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