岡山大学は11月27日、文部科学省 科学技術・学術政策局の人材政策課長らを迎え、科学技術人材の育成・確保や人事制度改革をテーマに意見交換と学内施設の視察を行いました。参加したのは岡山大学側から学長や理事・副学長ら、文科省側から人材政策課長、課長補佐、係員など複数名です。文科省は、政策推進の中核に「科学技術人材」を据え、研究者に限らず技術職員や研究開発マネジメント人材など多様な担い手の育成が重要だと説明しました。あわせて、学校教育段階からの体系的育成、博士後期課程学生への支援、令和8年度概算要求での「科学技術人材政策パッケージ」に基づく人的資本投資の大幅拡充方針を示しました。意見交換では、大学の事務職員が定義に含まれていない点や、研究者を大学内にとどめず公民を通じて活用する観点が議題となりました。視察ではKIBINOVEなどを見学し、クライオ電子顕微鏡とクライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」も確認しました。今後、岡山大学はJ-PEAKSを活用し、研究開発マネジメント人材の高度化や研究機器の共用化を進め、研究・イノベーション創出と社会変革につなげる方針です。

source: PR TIMES

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