岡山大学グリーンイノベーションセンター(GIC)は2025年11月12日、「第4回 持続可能・耐震構造に関するグローバルセミナー」を岡山大学共創イノベーションラボ(KIBINOVE)5階で開きました。対面とオンラインのハイブリッドで実施し、参加者は約40人(対面約25人、オンライン約15人)でした。木質構造の持続可能性と耐震構造技術を主要テーマに、招待講演5件と意見交換が行われました。参加者は岡山大学の学部生・大学院生に加え、国内外の研究者、学生、技術者で、米パデュー大学やニュージーランドのカンタベリー大学などからも参加しました。講演では、微細構造の設計で性能を調整できる「構造設計材料」や、低価値バイオ資源を用いたCLT、RC柱の鋼板による耐震補強、ステンレス鋼管接合部の繰返し載荷挙動、CLT–鋼のハイブリッド構造などが議題となり、低炭素社会や都市のレジリエンス向上に向けた研究動向が共有されました。GICは今後も国際的な研究交流を継続し、環境配慮型インフラや建築の国際共同研究につなげる展開が見込まれます。

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