2025年11月10日、香川県高松市で開かれた第7回日ASEANスマートシティ・ネットワーク ハイレベル会合に、岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の学生5人が参加しました。ビジネスマッチング・セッションで企業と行政のコミュニケーション支援を担い、テーマは「インクルーシビティ(包摂性)」でした。
会合にはASEAN諸国の政府、ASEAN事務局、日本政府、都市開発の専門家、民間企業が集結しました。都市洪水、廃棄物処理、交通渋滞、空間モニタリングといった課題に、JICAと日本企業が連携して取り組む事例が共有され、学生は多言語対応や要点整理で橋渡し役を務めました。現場での課題定義から技術導入、資金やガバナンス整備までのプロセスを間近で学ぶ機会となったことが特徴です。
スマートシティはICTやデータで都市の効率と生活の質を高める取り組みで、インクルーシビティは高齢者や障害のある人、低所得層など多様な住民へのアクセス確保を指します。英語で学ぶ学際的なGDPにとって、実務の合意形成や役割分担を体感する実地学習となりました。
参加学生は「最初は不安だったが、ASEANと日本の橋渡し役として全力で支援した」と振り返ります。今後は得た知見を授業や実習、共同研究に還元する取り組みが期待されます。日ASEANのスマートシティ連携は防災やモビリティ、資源循環分野での深化が見込まれ、学生の参画機会が広がるかが注目されます。
【イベント情報】
第7回日ASEANスマートシティ・ネットワーク ハイレベル会合 開催日:2025年11月10日 会場:香川県高松市 主催:国土交通省
https://ascnjapan2025.sakura.ne.jp/index.html
【プログラム情報】
岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラム 公式サイト
https://discovery.okayama-u.ac.jp/jp/
source: PR TIMES
