公益財団法人高木俊介パン科学技術振興財団(広島市中区)は2026年1月5日、2026年度の研究助成募集を始めました。対象は酵母関連技術や食品科学のうちパン科学技術などで、受付は1月31日まで。助成総額は250万円程度で、通常助成は1件100万円以内を2件程度、若手研究者向けは1件50万円以内を1件程度採択する目安です。
助成の対象研究期間は2026年4月1日から2027年3月31日までで、同一テーマの継続研究も申請でき、最長3年まで認められます。応募できるのは、広島県内の研究機関に所属する研究者、または広島県在住の研究者です。研究分野は「酵母の研究・利用応用技術」および「パン科学技術・利用応用技術」などで、酵母はパンの発酵に用いられる微生物を指します。若手研究者対象助成は研究開始年度の4月1日時点で39歳以下が条件で、通常助成との併願も可能です。応募は所定用紙に記入し、財団宛に郵送で受け付けます。
同財団はアンデルセングループ創業者の高木俊介氏が1986年に設立し、広島県下のパン業界の発展と食文化の向上を目的にしてきました。過去39年間で延べ82件、総額8,450万円の助成実績があるとしています。アンデルセングループは1948年に広島市で「タカキのパン」として創業し、現在は「アンデルセン」「リトルマーメイド」「タカキベーカリー」などのブランドで国内外に事業展開しています。
今後は、採択件数が目安どおりとなれば最大で計3件程度の研究が年度内に支援対象となり、地域の研究機関における発酵・製パン分野の技術開発や人材育成への波及が見込まれます。
