建設業向けAIスタートアップの株式会社EdgeLab(東京都文京区)は、2025年12月10日〜12日に東京ビッグサイト南展示棟で開かれる「JAPAN BUILD TOKYO/第5回建設DX展」に出展し、施工管理・設計業務のノウハウを抽出・活用するAIシステム群をデモ展示します。また、11日13時から開催される「建設DXアワード」教育・伝承部門の公開ピッチに、代表の八木亮嘉氏が登壇します。

同社は、熟練技術者の暗黙知を形式知化する「ノウハウ抽出AIシステム」と、蓄積した知見を現場が使いやすい形で提供する「ノウハウ検索チャットボット」「ノウハウレコメンドシステム」を開発し、既に複数のゼネコンで導入されています。これらは、熟練者が頭の中で行っている「想起」「深掘り」「整形」のプロセスをAIで再現し、若手が検索やレコメンドを通じて手軽に参照できる点が特徴です。

展示会開催に合わせて、EdgeLabはホワイトペーパー『建設業特化ノウハウ伝承白書2026』を公開しました。建設業界で進む高齢化と人材不足を背景に、属人的なノウハウが退職とともに失われるリスクを整理し、従来のマニュアル化や人手によるヒアリングが十分に機能してこなかった理由を分析しています。そのうえで、AIを用いたインタビューとデータ構造化による新たなノウハウ伝承モデルを提示し、鹿島建設で36年間DXと生産性向上を主導した足立忠郎氏のインタビューも掲載しました。

建設現場のデジタル化が進む一方で、技術継承の仕組みは多くの企業で模索段階にあります。AIを活用したノウハウ伝承は、専門性の高い業務を抱えるゼネコンやサブコンの生産性と品質を左右する可能性があり、今回の展示・アワード登壇と白書公開を通じて、現場主導のDXモデルがどこまで具体化するかが今後の焦点となります。

【イベント情報】

JAPAN BUILD TOKYO/第5回建設DX展 EdgeLabブース

会場:東京ビッグサイト 南展示棟(南3・4ホール)

会期:2025年12月10日〜12日 10:00〜17:00

小間番号:50-23

【ホワイトペーパー情報】

タイトル:建設業特化ノウハウ伝承白書2026

申込ページ:https://edgelab.co.jp/WhitePaper

source: PR TIMES

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