株式会社AndTech(神奈川県川崎市)は、強磁性半導体の開発動向を解説する研究者向けオンラインセミナーを2026年2月27日(金)13時~17時に開催します。受講料は税込4万5,100円で、Zoomによるライブ配信形式、資料は電子配布としています。

セミナーでは、半導体と磁性体の特性を兼ね備えた「強磁性半導体」をテーマに、東京科学大学 工学院電気電子系のファム ナムハイ教授が講演します。強磁性半導体は、電気信号を扱う半導体と、電源を切っても情報を保持できる磁性体の利点を組み合わせることで、超低消費電力かつ高速なデバイス実現につながると期待される材料です。特に、本講座では、InAsやGaSb、InSbといったIII-V族化合物半導体に鉄(Fe)を数%以上添加した室温動作可能な強磁性半導体の研究成果や、トンネル磁気抵抗効果(磁場で電気抵抗が大きく変化する現象)を利用したデバイス構造などが取り上げられます。

プログラムでは、材料の基礎、歴史、低温MBE法による結晶成長技術に加え、スピン注入やスピンポンピングといったスピントロニクス技術、トポロジカル絶縁体との接合による新しい機能デバイスの可能性まで解説します。R&D部門の技術者や研究者が、強磁性半導体の課題や応用見通しを体系的に整理できる構成とされています。今後、エッジAIや大規模データセンター向けの省電力デバイスニーズが高まる中、本セミナーで紹介される技術が、次世代スピンデバイスの研究開発戦略にどう位置付けられるかが注目されます。

【セミナー情報】

テーマ:強磁性半導体 最新開発状況 ~基礎と特長、世界最高スピン機能半導体デバイスの実現~

開催日時:2026年2月27日(金)13:00~17:00

形式:Zoomライブ配信

受講料:45,100円(税込)

申込URL:https://andtech.co.jp/seminars/1f0c4e62-8d7d-635c-9f12-064fb9a95405

source: PR TIMES

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