メディジェンス合同会社(神奈川県平塚市)は、ウイルス検査キットの結果をリアルタイムで集計・可視化するクラウドシステム「Nimbus(ニンバス)」の開発を本格化し、自治体・企業・研究機関向けにパートナー募集と実証実験の拡大を始めました。公的な感染症サーベイランスは医療機関の報告から公表まで通常1~2週間のタイムラグがある一方、現場では紙集計やExcel手入力が多く事務負担が課題です。Nimbusは検査結果(陽性・陰性)をAndroidタブレットで数タップ入力し、サーバー側で即時に集約、ダッシュボードでクリニック単位や地域単位の動向を一覧化します。複数疾患の同時表示や切替にも対応し、統計指標のz-score(平均との差を標準偏差で割った値)で「平年より多い」「急増」などの兆候検知を狙います。氏名や生年月日などの個人情報は扱わず、最小限の属性と検査結果に絞る設計としています。現在は代表の道海秀則氏が院長を務める藤沢せせらぎこどもファミリークリニックで稼働しており、今後は共同開発、資金支援、地域実装で連携先を広げ、全国の医療機関や自治体での活用を目指します。
