放射線教育の教材と授業事例を募る2つのコンテストで2025年度の受賞作品が決まりました。教材部門は244作品(18校)、授業事例部門は115作品(81校)の応募があり、12月27日に科学技術館(東京都千代田区)で表彰式と発表会を開きます。定員は100人で参加費は無料です。
2つのコンテストは、小中高で放射線を扱う授業が進む中、学校現場で使える正確な知識と指導法の共有を狙いとして実施されています。教材コンテストは大学生などが授業用教材を提案し、授業事例コンテストは教員らが実践例や指導案をまとめます。受賞作は発表会で受賞者がブース実演し、教育関係者や一般参加者が内容を確認できます。
教材コンテスト(第8回)の最優秀賞は「ブラックライトで核医学診療(検査・治療)を理解しよう!!」(兵庫医科大学)と「Mixed Reality放射線測定実験教材」(佐世保高専)です。授業事例コンテスト(第6回)の最優秀賞は、クイズ学習ツールKahoot!を使った実践「Kahoot!を活用した放射線教育の実践と効果に関する考察」(福島県相馬市立向陽中学校)でした。今後は、発表会で得られる参加者の反応や現場のニーズを踏まえ、教材の改良や授業展開の横展開が進むかが焦点になります。
【イベント情報】
名称:2025年度 放射線教育発表会
日時:2025年12月27日(土)10:30~17:30(表彰式10:30~11:45、発表会13:00~15:55、パネルディスカッション16:15~17:30)
会場:科学技術館 1階(東京都千代田区北の丸公園2-1)
定員:100名
参加費:無料
申込締切:2025年12月24日(水)
申込:https://forms.gle/sLPYJ4vkTUNUe7xV6
/>参考:https://www.radi-edu.jp/seminar
